椎間板ヘルニアの治療方法は?発症原因と症状を解説!

椎間板ヘルニア・原因は?

私たちの日常はいつもと同じ姿勢と動作を繰り返していることが案外多いものです。

しかし同じ姿勢を続けてうちに「急に腰が痛い」「背骨の間に何かできている!」などの経験をしたことがありませんか。

多くの人が腰の痛さがいつもと違うと考え始めるとネットで調べて確認するでしょう。

それだけでは痛みは解消しないので医師に相談します。診断結果が「椎間板ヘルニア」と診断されてしまうと、どうすればいいのか考えてしまいます。

今回ははじめて椎間板ヘルニアになってしまったあなたに、症状や原因、どのような治療が良いのか調べたのでわかりやすく解説します。

椎間板ヘルニアの症状は

画像引用:恩賜財団済生会「椎間板ヘルニア」


みなさんは椎間板の部位をもうご存じでしょうか。腰辺りの背骨の、椎骨と椎骨の間がクッションになっている部分です。

椎間板ヘルニアはクッションの役割をしている軟骨が、部分的に出っぱっている状態のことです。

症状は急に痛みだすケースとして、くしゃみをしたときや重たい荷物を持ち上げたときにくる激痛です。この場合は、なかなか立ち上がることができないほどの痛みを伴います。

椎間板ヘルニアには2タイプ
  1. 神経根型:椎間板の一部が変形して飛び出してきたヘルニアが、脊柱管の横に伸びている神経に圧迫させること
  2. 馬尾型:脊髄の下部から下肢に延びている脊髄神経根の束に(この辺りを馬尾という)飛び出してきたヘルニアが馬尾神経を圧迫すること

神経根型は椎骨の中にある椎間板の髄核(ゼリー状)が飛び出して、横に伸びている神経を圧迫し痛みを生じます。左右どちらかの足に症状がでてきます

ただし画像診断でヘルニアがあっても神経に異常がなく痛みがない人もいます。

馬尾型は馬尾神経部分にヘルニアが圧迫した状態のことで、両足にしびれや大きな痛みが伴います。また排尿や排便がしづらくなると、最悪の場合手術が必要となるでしょう

腰の痛みとともに手足のしびれや痛み、力が入らない、おしりからももの辺りの痛みを生じることがあります。痛みが続く状態ならば、整形外科の診察をおすすめします。

馬尾型と診断されたら早めの治療が大切です。

脊髄の中に脊柱管があり、その中には31本という神経が包まれて下に伸びていきます。下方にいくほど細くなっていくことから(馬のしっぽに似ている)馬尾というネーミンが名付けられています。

椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアになる原因として考えられるのは5つです。

生活環境
激しいスポーツで体に負荷をかけて、動作を長く続けていることでヘルニアを発症してしまう人もいます。例として体操選手、ゴルファー、野球選手といった選手などはかかりやすいといえます。

遺伝的要素
先天的に椎間板が弱い人がいて、その人たちが椎間板ヘルニアになりやすいと言われています。

姿勢
猫背や円背の人は、直立の状態で体の重心が、横から見たときに腰の中央より後ろに重心があります。そのため、背骨や腰に負荷がかかります。

加齢
年齢を重ねると体の衰えがでてきます。そのため椎間板も次第に衰えて、中高年層がヘルニアになることが多いようです。

体重
平均体重よりも重い人は、腰から足に負荷がかかるために椎間板などに影響が出やすく、発症しやすい傾向にあります。

次に症状と原因がわかったところで治療方法についてお話しします。

推間板ヘルニアの治療方法は

痛みが出てしまったら、とにかく体を休めて安静にすることです。体を休めた後にまた原因となる動作を控えるようにしましょう。

椎間板ヘルニアというと手術をしなければ治らないものと考えてしまいがちですが、症状に応じた治療方法を試してみると良いでしょう。

症状を確認するために

痛みが続く場合は専門医に受診しましょう。医師による椎間板ヘルニアの診断は、骨の変形や異常があるか確認するためです。

原因を調べるためにはレントゲン検査とCT検査をします。それによりヘルニアがあったときには、MRI検査を実施してヘルニアの大きさや、神経に影響があるか調べます

痛みを和らげるために

症状によっては内服薬である痛み止め・炎症を鎮める・筋肉の緊張を和らげる薬、湿布などが処方されます。また医療用骨盤ベルトをすすめられることがあります。

激しい痛みが減らない場合は、局所麻酔を行い炎症と痛みを防いでくれる神経ブロック注射をする場合もあります。

手術療法

数カ月以上の服用をしても症状が変わらない場合や、他の臓器への影響が出てしまった時などは手術の可能性が高まります。

手術後は腰椎コルセットなどを利用してリハビリを進めていくことになります。そのため仕事を休むことになり、身近な人の手助けが必要です。

術後はリハビリが必要となりますが、ヘルニアの痛みから解放されて、仕事復帰も早々に(1〜2週間程度)実現するでしょう。

まとめ

椎間板ヘルニアの発症原因は生活環境・遺伝要因・姿勢・加齢・体重とさまざまなことが重なって症状がでます。

痛みが出た場合は安静にすることが大切です。痛みが長く続くのであれば整形外科に診察を受けることをおすすめします。

椎間板ヘルニアには2型あり神経根型と馬尾型です。特に馬尾型は他の臓器に影響を及ぼす前にすぐに治療を開始した方が良いと言われています。

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