アニメ「聖女の魔力は万能です」異世界アニメの主人公セイは魔法が使える中世時代に転生してしまった。このアニメでは聖女を召喚し魔物退治をして、その国を救う物語。
異世界であり見知らぬ人々、時代背景も違う国で、生きていく素手を広げながら周りの人々と生活していく。女性同士の会話では前世と同じ悩みを抱えている友に化粧品の紹介をする場面もあるのですよ。
ニキビや吹き出物で悩む友にセイが化粧品を開発したり、やがて聖女様(セイ)様が作る化粧品が話題となり異世界で販売する興味深い作品となっているのです。
「聖女の魔力は万能です」化粧品に関してのあらすじ

聖女として転生したセイは、通常は1名召喚のところ2名召喚された。セイは黒ぶちメガネとベージュスーツ姿、しかも疲れ切ったお顔で目立つこともなく、地味ということだけでこの国の王太子に相手にされず、もはや聖女でない違う人生の模索しなければならない事態に。
時間に余裕が出来たセイは散歩中に薬用植物研究を見つけ、興味深い研究所で働くようになるのです。
ここでのセイは「ポーションという活力活性剤の製造」「薬草を使用した薬の研究」など様々な活動をしていきます。
ポーション作りの中で他者には無い魔力を知り、もはや自分が聖女ではないかと実感していくのです。
1.5倍の効力のポーション作成だけではなく、料理を作れば活力が増強した味への追求など数々の功績をあげ、なかでも肌を美しく保つための化粧品も彼女の研究対象であり貴族から次第に一般の人々まで人気でした。
中世でも現在と同じように日焼け、ニキビ、シミができないように気遣う女性も多く、美の追求をする女性達に化粧品を提供するようになります。
今回はアニメ「聖女の魔力は万能です」をきっかけに、化粧品の歴史を振り返りながら、その本質に迫ってみます。
聖女セイが化粧品研究

現代から転移したセイは、中世の貴族の礼儀作法や身だしなみを学んでいきました。
美しく着飾る時代、美しく化粧する文化はあっても、自分にあった化粧品を作り出し追求する日々を過ごすようになりました。
作り出した化粧品はパッチテストを行い、はじめのうちは貴族に販売していた商品であったが、一般の方々にも使ってもらえるよう価格帯に応じて販売することに。
販売規模が大きくなるにつれて聖女の商会をつくり「聖女の化粧品」ブランド立ち上げ、販売するまでになります。
そこでセイは友人である令嬢リズのご学友が、ニキビに悩みふさぎこんでいたことを知りニキビ対策の化粧品を研究し、悩みを解決へと導いていきます。
アニメアニメでは2023年10月TV放送「聖女の魔力は万能です」第2期にて、セイが新しい化粧品を開発し紹介の立ち上げ…と紹介しました
いつの時代も肌の悩みはあるもの、では皆様が毎日使用する化粧品はどれくらいの歴史があるのかたどってみましょう。
化粧品の起源

日本で化粧品が広まっていったのは4、5世紀の頃で大陸の文化がシルクロードを通して入ってきたものと考えられています。
古代時代から現代日本の化粧品の進歩を見ていきましょう。
古代から平安時代
古代日本の化粧品の文化では、赤土粉飾が行われていました。ようやく奈良時代になって大陸から入ってきた白粉、紅、香料を使うようになったようです。
日本の正倉院所蔵である「鳥毛立女屛風」には、黒く太い眉に紅をつけた女性が描かれていることから平安時代では日本独自の文化が発達し、貴族の方々は顔には白粉、眉は剃りその上部に黒く眉を作っています。
紀元前のエジプトにはタールや水銀を使用した化粧品があった。またツタンカーメンのお墓には軟膏状の化粧品があり、クレオパトラはアイメイクをしていたのです。
江戸時代
江戸時代になると麦の粉を灰汁で固めた石鹼が誕生します。この時代の美しさの象徴は「色白」白粉化粧(鉛白粉)が中心です。
紅花で作られた口紅、赤いホウセンカとカタバミを混ぜて爪に塗るネイルも誕生します。
さらに江戸時代の既婚女性はお歯黒(歯を黒く染める)ことや、出産をすると眉を剃るといった風習があります。
中世ヨーロッパでは美女の条件として「色白の肌」が好まれていて「つけほくろ」で白さを協調させています。
またフランスではオリゴ糖を含む食品で作られた「マルセイユ石けん」が貴族の間で流行したのでした。
明治・大正・昭和時代
大正時代には、ヘチマを利用した天然化粧水の発売や、白粉の色が7色のバリエーション「現在の資生堂化粧品」で商品化、肌の美しさを表現。
マックスファクターからチューブ入り化粧下地、ケーキファンデーション(ツーウェイファンデーションの先駆け)が発売される。
ヨーロッパでは持ち運びに便利なコンパクトファンデーションが上流階級で人気になった。
昭和時代にはメイクアップが盛んとなりハリウッド化粧品から日本人向けのマスカラが発売され自分自身の美しさを追求するようになった。
戦後日本初の油性ファンデーションがピカソ化粧品から生まれ、より美しい肌を表現した。1940年代にはコパトーン社から日焼け止めや、小麦色の肌に向けてUVケア商品が販売される。健康的な焼けた肌を求めた時代から現代(令和)では美白ケアアイテムが注目されている。
現代のリップグロスと呼ばれている源は、マックスファクターが昭和初期に「リップポマード」として販売、光沢感は美しく輝き、女性が注目するもであった。
この様な歴史から現代の基礎化粧品やメイクアップ商品が販売され、各々が美に対する表現を自由に出来るようになったのです。
ちなみに日本で一番古い化粧品会社は「柳屋本店」1615年創業、明から来た漢方薬医「呂一官」が創業者、当時は鬢付け油、香油、白粉化粧品を販売していました。
世界の化粧品メーカー

主な海外系化粧品メーカー
・シャネル(スキンケア製品の発表)1922年大正11年「シャネルNo22」販売
・ランコム 1935年昭和10年香水から始まる
・ディオール 1946年昭和21年から始まり1948年昭和23年には「パルファンクリスチャンディオール」香水を発表
主な日本の化粧品メーカー
・資生堂 1872年創業1888には練り歯磨き粉を販売
・カネボウ 1887年創業明治20年、1936年高級シルク石けん「サボン.ド.ソワ」販売
・花王 1890年明治20年花王石鹸販売
・ポーラ 1929昭和4年創業
・コーセー 1946年昭和21年
・DHC 1972年昭和50年創業、委託翻訳業務開始 1980年昭和55年化粧品製造販売開始
・ファンケル化粧品 1980年昭和55年化粧品通販開始
セイとコスメの歴史を学ぶ

「聖女の魔力は万能です」このアニメは中世ヨーロッパ時代の異世界であり、この頃のセイの化粧品店は基礎化粧品やファンデーションなど販売、特に美肌効果のあるものが人気であった様子を描いています。
アニメではニキビや吹き出物に効果が期待できる化粧品を研究し、知り合いの貴族に喜ばれるシーンもあり、貴族に好まれそうな商品ケースなど可愛いものもあるのです。
「聖女の魔力は万能です」物語で語られる化粧品についての会話を小説で覗いてみてください。
小説家になろう 「聖女の魔力は万能です」原作:橘由華
化粧品それぞれの目的
時代からみる目的は背景に違いがあります。現代は個人の主張、若々しい肌の維持、健康的な肌の維持に努めています。
| 時代.地域 | 主な目的 | 使用例 |
| 古代エジプト | 宗教、魔よけ、肌の防護、医療 | エジプトでは香油、コールが虫よけ日焼け防止に、聖なる儀式にも使用 |
| 古代ローマ | 身だしなみ、儀礼、社会的ステータス | 身だしなみのための化粧 美と富の象徴として香水を使用 |
| 近代日本 19世紀~20世紀 | 清潔さ、美容、健康 | 衛生的スキンケア技術(美顔) 美と健康の融合 |
近代日本の美意識は美しさだけでなく、清潔、健康意識と衛生管理をモットーに外側だけでなく体につなげる管理まで取り組んでいます。
化粧品は現代人に不可欠なもの
例えば平安時代のスキンケアを見てみると、川で沐浴をする程度であり保湿を求める化粧品は一般的には広まっていない様子。仏教の教えから「けがれ」を落とすために沐浴室が作られ温浴が広められたと言われています。
現代はスキンケア重視
男女ともにシミ、しわ、美白、除毛対策を求めることが多く、美容皮膚科ではシミ取りレザーを行いダウンタイムによるダメージ対策や予防するためのスキンケアまで開発されている。
まとめ
アニメ「聖女の魔力は万能です」を通した化粧品の文化は、遠い昔呪術から美容へと進化した「美の文化」です。
化粧品は男女共に輝かせる大切な物であり、昔も今も美しい肌を男女共に求めるための開発商品です。
現代は紫外線が強く皮膚にとっては良くないことが多く対策することに越したことはないのです。
参考文献:JCIA日本化粧品工業会「化粧の文化史」
https://www.jcia.org/user/public/knowledge/history?utm_source=chatgpt.com
国立国会図書館「本の万華鏡」めーきゃっぷ今昔
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/29/1.html?utm_source=chatgpt.com
ポーラ文化研究所「日本の化粧文化史」
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/culture/cosmehistory/?utm_source=chatgpt.com
Dior
https://brand-hands.co.jp/brand/dior/dior-histroy/
シャネル
https://www.chanel.com/jp/about-chanel/the-house-of-chanel/
資生堂
https://corp.shiseido.com/jp/company/history/
カネボウ
https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/story/
ポーラ
https://www.pola.co.jp/column/brand-story/01-1.html
コーセー
https://corp.kose.co.jp/ja/info/museum/









日本の鎖国時代が終わり海外の貿易が盛んになった。海外の人々から日本のお歯黒と眉そりの文化が奇妙なものと思われたことで明治になって中止になる。
さらに白粉化粧の鉛白粉は中毒になることがわかり、無鉛白粉が使用されるようになる。
フランスではゲラン社がミツロウを固めたリップスティックを開発、ドイツでは髪を高熱でカールさせるウェーブ(パーマネント)の技術開発が広まる。